Taskerは他のアプリと連携させることが可能です。
同じデベロッパーのウィジェット作成アプリ「ZOOM」とはもちろん、他のデベロッパーのアプリとも連携できます。
Taskの選択画面で1番下に「3rd Party」とあります。
ここを見ると、連携できるアプリを確認できます。
連携できるアプリがインストールされていれば、ここで選択してTaskerのTask等で外部アプリを利用できるようになります。
他にも、「Taskerで取得したデータを変数にいれといて、外部アプリからそのデータを利用する」なんて使い方も出来ます。
このエントリで紹介する“Minimalisitic Text”は、そういう使い方ができるアプリです。
Minimalisitic Textは、天気やバッテリーの状態などをテキストのみでシンプルに表示するウィジェットを作成するアプリ。無料。
私はこれとTaskerを連携させて、TaskerのProfile実行状態、接続しているWi-Fiのssid、内蔵メモリと外部SDカードそれぞれの空き容量の状態を表示させています。
雪だるまの上ですね。
この画像のときは、Wi-Fiに接続していないので、「Wi-Fi_Off」と表示されています。
今回は「Wi-Fiに接続したら、Wi-Fiの状態をTaskerで取得して、接続しているWi-FiのssidをMinimalisitic Textで作成したウィジェットで表示する」設定を紹介します。
目標。今回は短めに。
画像は少なめ。
いつものように、“レ”はチェックマークのボタンを指します。
Taskerの基本操作、設定の仕方は、前のエントリを参考に。
まずは、Taskerを呼び出して、Task一覧タブをタップ。
+をタップで新しいTaskを作ります。名前は適当に。
この中に、3つのActionを作ります。
こんなかんじ。
まず1つめ。
「ssidというファイルをつくって、その中にWi-Fiの情報を記す」というActionをつくります。
+をタップ。Actionの一覧から“File”をタップ。
表示されるFile Actionから“Write File”をタップ。
続いて表示される画面の“File”には、ssidとか、分かりやすい名前をつけておきます。
この名前のファイルが実際に作られます。
その下の“Text”では、ラベルマークをタップして、表示される一覧から“WiFI info”を選択します。
レをタップして戻ります。
これで、「ssidというファイルをつくって、その中にWi-Fiの情報を記す」というActionが出来ました。
2つめのAction。
「さっき作ったファイルからssid名を読み込む」というActionをつくります。
+をタップ。Actionの一覧から“File”をタップ。
表示されるFile Actionから“Read Line”をタップ。
続いて表示される画面の“File”には、さっきのTaskで作るように設定したファイルの名前(例だとssid)を指定します。
その下の“Line”には、ファイルの何行目を読み込むかを指定します。
実際にファイルを探して開くと分かりますが、ssid名は2行目に書かれているので、“2”と指定します。
そのまた下の“To Var”は、「ここで読み込んだssid名を収める変数」を指定します。
変数は、変化する状態をいれる箱のようなものだと思って下さい。
この箱を、Minimalisitic Textに渡すというイメージ。
変数名は適当に。私は単純に“ssid2”としています。2行目だから。
レをタップして戻ります。
これで、「さっき作ったファイルからssid名を読み込む」というActionが出来ました。
さいご、3つめのAction。
「ssid名をMinimalisitic Textにおくる」というAction。
+をタップ。Actionの一覧から“Plugin”をタップ。
表示される画面から、“Minimalisitic Text”を選択。
“Variable Name”には、適当な名前を入力。
最初に“%”をつけることを忘れずに。
%をつけると変数。つけないとただの文字列になります。
(私は単純に“ssid”としています)
“Variable Content”には、先ほど2つめのActionで設定した変数名(例だとssid2)を入力します。
やっぱり、%を忘れずに。
これで、「ssid名をMinimalisitic Textにおくる」Actionが出来ました。
以上3つのActionを設定したら、レをタップで、戻ります。
次は、今設定した3つのActionを含むTaskを動かす、Profileを設定します。
これは、簡単。
Profile一覧で+をタップして、Contextは“Wifi Connected”、Taskは先ほどのTaskを指定します。
ついでに、このProfileのExit Taskに、
「Minimalisitic Textに送る変数(上の例では、3つめのActionのssid)の内容を“Wi-Fi_Off”という文字列にする」
というPlug inひとつのTaskを指定すれば、Wi-Fiにつながっていないときは「Wi-Fi_Off」と表示するようになります。
具体的には、上記の3つめのAction設定のVariable Contentのところに、「%ssid2」じゃなく、「Wi-Fi_Off」と入力したPlug inアクションのTaskをつくって、それを指定するということですね。
ここまでで、Taskerの設定終了。
続いて、Minimalistic Textの設定。
まずは、ウィジェットを作ります。
ホーム画面でロングタップ。ウィジェットを選択して、さらに「Minimalistic Text(2×1)を選択します。
ウィジェットのつくり方は、お使いのホームアプリによって変わります。
このやり方で作れない場合は、お使いのホームアプリのヘルプなどを参考に。
ちなみに、2×1は、大きさのこと。“hor”は横長、“vert”は縦長です。
大きさはお好みでOKです。
ウィジェットの設定画面になります。
“Predefined layout”をタップして、1番下の“Custom layout”にチェック。
ちなみに、Predefined layout中の他の項目にチェックを入れると、時間や温度を表示するウィジェットになります。
戻ると、“Custom layout”が選択できるようになっているので、タップ。
すでに3つほど部品が並んでいます。
それぞれをロングタップすると、ゴミ箱が表示されるので、そこまでドラッグして捨ててしまいましょう。
右上にある+をタップすると、下部に、ウィジェットで表示させられる項目が並びます。最下部の“Battery”“Clock”等並んでいるところにある“Misc”をタップ。
項目の表示が変わって、“Local Variable”が登場します。
ところで、Miscって、私の理解では「その他」っいう感じなんだけど、いいんだろうか。
で、そのLocal Variableをロングタップ&ドラッグして、上の枠内に持って行きます。
ここで並べた項目が、ウィジェット上に表示されます。
(この画像は、項目を並べる部分が2段になっていますが、ふつうに作ってると1段です)
並べたLocal Variableをタップすると、下部に設定項目が表示されます。
“Variable name”に、さっきTaskerで設定した、Minimalisitic Textに送る変数の名前、「%ssid」を入力。
端末の戻るボタンでウィジェットの設定画面に戻ってOKをタップすると、設定完了です。
ホームに戻ってちゃんと表示されているか見てみましょう。
上手く表示されない場合は、何処かで何かが間違っています。
もういちどゆっくり設定してみて下さいね。
ちなみに、今回の設定内容だと、「Wi-Fiにつながったらファイルを作って表示」することになっているので、なんかの加減でつながりっぱなしのままssidが変わった場合は、前の表示が残ったままになる可能性があります。
その場合は、いったんWi-Fiをoffするとうまく表示されると思います。
Minimalisitic Textで作ったウィジェットは、通常、タップすると設定画面になります。
設定画面中の“Tap behavior”欄の“Start another activity”にチェック入れて、アプリケーションや各種端末設定を登録しておくと、ウィジェットのタップで当該の項目が立ち上がります。
私は、このウィジェットでWi-Fi設定に直接入れるように設定しています。
実は、Minimalistic Textの有料版だとMinimalistic Text単体で、Wi-Fiの状態を表示することができます。
Taskerは、それひとつあれば、工夫次第でいろんな機能を実現できます。
私にとって、神アプリのひとつ。
しかし・・・、今回も長くなったか。結局。
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