2012年2月9日木曜日

Taskerの基本操作と設定

長めのエントリ。

以前紹介した我がスマートフォンのホーム画面。
そこでもちらっと出てきたアプリ「Tasker」。
私にとってなくてはならないアプリです。

Taskerは、端末の状態に応じて特定の処理を自動で行うアプリ。
例えば、「電源につながっているときは画面の輝度を自動調整にして、つながっていないときは最低にする」、とか。

「電源につながっているとき」のような端末の「状態」を“Context”、
「画面の輝度を自動調整に」のような「処理」を“Task”、
ContextとTaskをまとめた一連のながれを“Profile”とよびます。

いちいち手動で操作していたメンドくさい設定を、Profileをつくって自動実行させれば、とっても楽ちんになります。

楽ちんになるだけじゃなく、省電力にも役立ちます。
バッテリ消費の大半は画面表示とバックグランドでの通信なので、ここら辺をこまめにON/OFFするProfileをつくれば、消費電力を大きく減らしてくれます。

Taskerは有料アプリです。
私が購入したときは500円くらい。
インストールすると、常駐して自動でさまざまな処理を実行してくれます。
タスクバーから呼び出して、いろんな設定ができます。

では、実際にProfileをつくってみます。
例にあげた、
「電源につながっているときは画面の輝度を自動調整にして、つながっていないときは最低にする」
をつくってみましょうか。

私の使っているGalaxySⅡは、屋内だったら、画面輝度が最低でも普通に使えます。
端末のディスプレイ特性にもよるので、どこまで輝度を下げるのかは色々と試してみて下さい。

まずは初期画面。



上に並ぶタブは左から、Profileの一覧、Taskの一覧、Sceneの一覧、Variable(変数)の一覧。
ProfileとTaskはさっき書いたとおり。
Sceneは研究中。アプリランチャーなんかと同様の動作をさせられる、らしい。
Variableは変数。端末の状態に名前(これが変数)や値をつけて、「もしこの変数が1になったらこの処理を実行をさせる」みたいな、条件分岐に使えます。

下に並ぶボタンを左から。
“レ”は、いわゆるOKボタン。“×”は、いわゆるキャンセルボタン。“+”はProfileやTaskを新規作成・追加します。“On”は、Tasker自体の動作をON/OFFします。


では、つくります。
+をタップ。


新しいProfileの名前を適当に入力。
レをタップします。


Contextの選択画面になります。
「電源につながっているとき」という状態を選びます。
電源の状態は“State”に分類されているので、Stateをタップ。
ちなみに、Variable(変数)は“Event”に分類されています。

Contextは複数設定できます。
だから、「電源につながっていて、かつ、ある変数が“1”のとき」なんていう複雑な状況設定も可能です。


Stateの中から、“Power”をタップ。


“Battery”(バッテリー)の状態か“Power”(電源)の状態かを聞いてくるので、Powerをタップ。


表示される設定画面、プルダウンメニューから、“AC”(コンセント)接続か“USB”接続か“Any”(どっちでも)かを設定できます。


ここまでで、「電源につながっているときは、」という状態の設定、完了。

続いて、


Taskの選択画面が表示されます。
ここで、どのような処理を行うのか設定します。
すでに他のProfileでタスクを設定していると、この画面にずらっと並びます。

ちなみに、Taskは独立して作成することもできます。
Taskerはウィジェットも設置できるのですが、ウィジェットを設定するときはTaskの選択画面になり、ウィジェットは「Taskを実行するボタン」になります。

話をもとにもどして。
Task選択画面の一番上にある“New Task”をタップ。


Taskの名前を入力して、レをタップすると、Taskの編集画面になります。


+をタップして、


表示されるActionリストの中から、どんな処理を実行するのか選びます。
画面の輝度を変更するので、“Display”をタップ。


「輝度を自動調整」は“Auto Brightness”です。Auto Brightnessをタップして、


オプションの設定画面で“On”にします。


Taskの設定画面に、選択したActionが並びました。
レをタップして、初期画面に戻ると、いま作ったProfileが一覧に並んでいます。


Profile の右にレが表示されていれば、そのProfileはOnになっています。
レをタップすると、On/Offを切り替えられます。

ここまでのProfileで、「電源につながっていると、輝度が自動調整」されるようになりました。。
このままでは、電源を外しても自動調整のままです。
これを、「つながっていないときは、輝度を最低にする」には、もう一つTaskを作らなきゃいけません。

さっき作ったProfileのTaskをタップします。


Taskのオプション設定画面が表示されます。
ここから設定を修正したり、新しいTaskを追加したり出来ます。
この画面の一番上、“Add Exit Task”をタップ。
Exitは出口のことなので、「この状態をぬけたら、こういう処理をする」を設定することになります。
今のProfileにこれを設定すると、「電源が外れたら」どうするかを設定することになります。

では、先ほどと同じように、Exit Actionを設定していきましょう。
ただし、設定はさっきの逆に。
Auto BrightnessはOff。
Display Brightnessのレベルをゼロに。
ここで、暗い時の輝度を調整できます。


レをタップして初期画面に戻ると、さっきのProfileにTaskが追加されています。



レをタップして、ホーム画面に戻ります。

試しに電源につないでみて下さい。
そのあと、電源を外す。
暗くなりました?

こんな感じでProfileをつくっていきます。

このTasker、常駐アプリなので消費電力が気になります。
一応、Tasker自体の設定をいじって、消費電力を抑え気味にしておきます。

Taskerの初期画面で端末のメニューキーをタップ。
“Preferences”をタップして、Monitorタブをタップ。

“Display On Monitoring”の、
“Application Check Milliseconds”を2000に。
同じく“Display On Monitoring”の、
Wifi Scan SecondsからNetwork Location Check Secondsまでを900に。
GPS Timeout Secondsを90に。

“Display Off Monitoring”の、
“All Checks Seconds”を3600に。
“Timeout Seconds”を60に。


私は今のところ8つぐらいのProfileを使ってます。
一番活躍しているのは、
「画面Offで通信もOff。でも30分毎に2分間だけ通信Onにして諸々受信」
このProfileで電力消費はかなり抑えられます。

そのうち、ポツポツと書いていきましょうかね。

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